中村耳鼻咽喉科 愛知県春日井市の耳鼻咽喉科(耳鼻科)・アレルギー科

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「へぇ、そうなんだ。」お薬情報編
●アレルギー性鼻炎の点鼻薬の使い方
噴霧して使う点鼻薬を新しく開封して使用する時、薬剤が安定して霧状に噴霧できる状態にするため、容器を上に向けて、数回、カラ噴霧する必要があります。最初に消毒薬の成分が出てくるものもありますので、霧状になるまでという目安ではなく、指定された回数を守って噴霧してください。お薬によって、この予備噴霧の回数(各使用説明書をご覧ください。)が違います。
予備噴霧が必要なのは、新しい点鼻薬を開封した時だけです。2回目からは、必要ありません。(使用する度に予備噴霧すると、お薬がなくなってしまいます。)



●点耳薬の容器は点眼薬(目薬)の容器に似ています
外耳炎や中耳炎で、抗生物質の点耳薬(耳の穴の中にポタポタ垂らして入れるお薬です。)が処方されますが、容器の形が眼科で処方される点眼薬に似ています。形だけでなく、耳鼻科では「タリビット耳科用液」、眼科では「タリビット点眼液」というように、主成分は全く同じで用途の違うお薬もあります。主成分は同じでも、点耳薬には、塩化ベンザルコニウム(殺菌消毒剤。以前は点眼薬にも入っていたそうですが、刺激性があるため現在は入っていないとのことです。)などの添加物がはいっていたり、主成分の濃度の違い(ベストロン耳鼻科用は眼科用の2倍の濃度)があったりするため、代用はできません。抗生物質の点耳薬を間違えて点眼しても、あわてる必要はありませんが、目に刺激等がある場合には、水で洗い流してください。

※ 「イソジン(商品名)」というお薬も、同じ主成分で、消毒用とうがい用があります。製薬会社の方に尋ねたところ、「うがい用は、うがいしやすい様に甘みがつけてあります。」とのことでした。



●冷たい点耳薬は「めまい」をおこします。
冷蔵庫で保管した冷たい点耳薬をそのまま耳にさすと、「めまい」をおこします。(「めまい」の検査で、冷たい水や熱い水を耳に入れてわざとめまいを起こす「カロリックテスト」というのがあるくらいです。) 冷所保存を指示されたもの(当院処方では、「ベストロン耳鼻科用」が該当)は、使用する5分前くらいに冷蔵庫から出し、手に握るなどして体温に温めて(熱いのもダメ)からご使用ください。


●坐薬の使い方
育児書で、「坐薬を使う場合、ベビーオイルやオリーブオイルを坐薬表面に塗ると、ツルンと入りやすくなります。」と、紹介されていました。「害はないの?」「効果は変わらないの?」との疑問に、製薬会社の担当者に確認しましたところ、「坐薬は、薬の成分を油を主体とした基剤でかためていています。元々が油ですから、ご心配いりません。」との回答でした。さらに、「さっと水にくぐらせて、表面を湿らせるだけでも入りやすくなります。」とのことでした。


●子供に飲みやすい粉薬・ドライシロップについて
ドライシロップは、苦みのある成分が、イチゴ味などの甘いフレーバーでコーティングされている粉(顆粒)のお薬です。水に溶かして(昔、駄菓子屋さんで売っていた粉ジュースのような味です。)飲んでいただくこともできますが、水に溶かしてから服用するまでに時間があくと、表面のコーティングが溶けてしまい、お薬の苦みが出てくることがありますので、ご注意ください。

マクロライド系抗生物質(商品名;クラリス、ジスロマック、エリスロシン)のドライシロップ(お薬自体は甘いお薬です)を、酸味のある飲み物(果汁のジューススポーツドリンクなど)で飲むと、苦みが非常に強くなりますので避けてください。この苦みは、一緒に処方された酸味のあるお薬と一緒に飲んだ場合でもおこります。「味」にも考慮して処方しておりますが、苦みの苦手なお子様につきましては、飲ませ方に工夫をお願いします。


●錠剤やカプセルの包装を誤って飲む事故があります。ご注意を!






「まさか!」と思われるかも知れませんが、錠剤やカプセルを包んでいるプラスティック様のシート(PTPシート)を誤って飲み込んで、のどに刺さるという事故があります。服薬する分のお薬をその都度切り離して服薬する習慣の方が、テーブルの上に置いた薬と一緒に手にとって、気づかずに口に入れるために起こります。