中村耳鼻咽喉科(春日井市役所東・八幡小北隣)
ホームへ
平衡機能検査

●体のふらつき具合を調べる検査

・立ち直り検査・偏奇検査
・重心動揺計検査

体のバランスは、@からの情報、A内耳(頭の傾きや揺れを感知する前庭・三半規管)からの情報、B体を支える筋肉や関節の力の入り具合の情報、これら3つの情報をもとに調整されています。体のふらつき具合を調べる検査では、まず目を開けた状態で検査し、次に目を閉じて視覚の情報を遮断した状態で検査します。視覚の情報をなくすることで、残りの2つの情報がうまく働いているかを調べています。これら3つの情報を統合する脳の部分に異常がある場合では、目の開閉にかかわらず、体のバランスがとれなくなります。

重心動揺計

ふらつき具合を客観的に記録するのが重心動揺計です。体重計のような器械の上に立って目を開けて立った状態と、目を閉じて立った状態の2種類の方法で、体のふらつき具合を検査します。ふらつき方特徴や、その程度を記録できますので、治療前と治療後の効果判定にも利用できます。



●めまいの時の目の動きを調べる検査

・眼振検査(注視眼振検査・非注視眼振検査)

めまいの時におきる目の独特な動きを「眼振」といいます。物を注視(じっと見つめる)した状態、しない状態で眼振の様子を調べます。物を注視しない状態での眼振の様子を観察するために、フレンツェルの眼鏡を使います。

フレンツェルの眼鏡

虫めがねよりも強い度が入っていて、この眼鏡をかけると周囲の物の輪郭が完全にぼやけてわからなくなります。眼鏡をかけて見えなくするという、「見つめる動作」をできなくする眼鏡です。逆に、診察する医師の側から見ると、眼鏡をかけている人の目は大きく拡大され、照明で照らされているため、眼球のわずかな動きも観察しやすくなっています。どの頭の向きの時が眼振が起こりやすいか(頭位眼振検査)や、頭の向きを急にかえた時の眼振の様子(頭位変換眼振検査)を調べます。



●わざとめまいを起こさせる検査

・温度刺激検査(カロリックテスト)

左右の耳の穴に冷たい水や暖かい水を入れて三半規管を刺激し、わざとめまいを誘発します。その時起こる眼振の様子を観察し、左右の前庭機能を比較する検査です。機能が低下する程、眼振が起こらなく(めまいが起こらなく)なります。