新しき西暦2000年代の始まりの年の2月6日、最後の審判も下されることなく、 無事ガレキの祭典ワンダーフェスティバル(以下WF)がつつがなく開催された。
病み上がり、というより病み中な体に、解熱剤やらビタミン剤やらを大量に投与し、
始発電車で会場の東京ビッグサイト向かう。
昨日まで風邪で臥せっていた遅れを取り戻すべく、車中にて必死になってマーカを奮い、
地図をチェックしている後藤の姿は一種異様であったろうが、んなこと気にしていては始まらない。
臥せっていたがためにほとんどネットをチェックすることもできなかったが、
ヤバげな記憶のあるディーラさんのブースを拡大コピーした地図に黙々とチェック。
熱中しすぎで、主観的時間にてあっというまに会場。客観的時刻は午前7時。
後藤の居候先のP-Unitは最近は時間を守るためつつがなく合流。大変よいことである^_^;/
さて、これから数百あるキットの箱詰地獄が待っている。
今回の売り物はデッド・オア・アライブにラブひな、それに若干の再版もの。
ブース位置が壁際で、後方に作業スペースが広く取れるため、もう人海戦術で作業。
延々&&黙々とキットおよびインスト(の請求券...インストすら作成するヒマなかったという....-_-;)の詰め込みおよび版権シール貼り、いいかげんもうやだよー、とか思ったころに、KAZYAのKAZさん、REDさんらにわざわざおこしいただいてご挨拶いただく。
ラッキー!^_^;ということで休憩ー!
はー、KAZYAさんはセットアップもう終わったんだ...いいですねー
再度気合入れて作業継続。
ほら、逃げるんじゃねー、とか相方を捕まえながら、だんだん作業に慣れて行く自分が怖い^_^;;;;
それでも作業終了は9時半。間に合ってはいるが、後藤の会場漫遊時間がないーT-T
その後、あまりない時間を気にしながら会場を見て回る。
が、さすがに時間がほとんどなくて、自分のブースから3ブロック程度しか眺めることすらできないまま、開場予告のアナウンス。
売り子になるべく自分のブースへ向かう。
さて、開場。 再版のリリス@ヴァンパイアセイバーの完成見本を忘れるなどのトラブルはあるも、 ちゃんと開場と同時に販売を始められる。 ふふふ、最近のP-Unitは昔と違うのだよ。 なんだか長くなっていく列をさばきながら、売り子は原型製作者以外は「ラブひな」を知らない^_^;がため、 「おーひ、しのぶって、どれだっけ?」「ワンピースしのぶくれー」 「バカやろ、ワンピースっつーたら水着のことだろ!」「スカートと水着と言い分けろ!わけわかんねー!」等々、 阿鼻叫喚の混乱でお客様にご迷惑をおかけしまくり。 それでもなんとかさばいて、ようやく一息つける。
ふふふ、あとは自由時間だな。走るぞー!^o^/
しかしさすがに修羅場+病気でちょっとフラフラ。結局会場の半分くらいしかまわれなかったのが残念。
会場回りはAブロック(後藤の居候先はAブロック端の壁際にあるので、ここを起点に眺めれば重複なく見れる)から順次、しかし閉会間際でもCブロックに入ったか入らないかといった場所。
やっぱり広い、というか広すぎるよ、WFは.....
会場半分なのだけど、人込みに流されながら見て回ったときに目についたのが、
ギャルげー系であるKanonとお姉様-コミックス系のG-taste、それにTVアニメ系の十兵衛ちゃんといったところか?
前者二つは下馬評どおりの伸張であるが、後者も各所から出ている。
ネタもとがある意味バランスよくばらけている。
ネタと言えば、エコアイスキャンペーンガールのエココちゃん、下馬評ではポスト・
デ・ジ・キャラット嬢
として大変なブームになるかと思われていた(というか、後藤がそう期待していた?^_^;)のだが、版権許諾の遅れが祟ったか、意外と出展数が少ない。
残念なことであるT-T
#だいたい、数少ないエココディーラの
3D
は、後藤が訪れたときにMGの写真撮影で完成品が卓にないし....T-T/
ま、ともあれ、ギャルげー系でいくと、先にあげた「Kanon」が多い(いや、リーフのこみパも多かったのですが、個人的好みでKanonの印象が強いもので^_^;;;;;)。
正直言って立体化しにくい元絵であるのだが、
空挺ドリル団、
LegendPark、
Stick、
Zenith.M.C.、
カントリーガール、
NK企画
と多々秀作がでている。
#画像に月宮あゆ嬢が多いのも後藤のシュミで^_^;;;;
繰り返しになるのだが、ホントに立体化しにくい元絵である。
だが、これだけ造形家たちの熱情を掻き立てるだけの、というか、造らずにはいられない、造らないと罪なのではないか、と思わせる元ゲームの素晴らしさがまずあり、
そして、これら多くの原型師が、このすばらしいゲームで、あゆあゆで、栞で、泣いたが故に、やらざるを得ないとの決心を思わせる力の入れようのキットが多くある。
単なるカタルシス、とか一笑に付されてしまうかもしれないけど、自分の心情を表現できる媒体として「ガレキっていいですね」^o^;;;とか思わず思ってしまったり。
他のギャルげーというと、時期的に「Lの季節」もそこそこ。
mftodayや
チェリーブロッサムをはじめとしてよいものが出ている。
また、マリオネットカンパニーがDo!Luckやアーク倶楽部等からぽちぽち出ている。
が、やはり、リーフが強い。
リーフのブレークの原因となった「ToHeart」は依然一大勢力。
とってもプラトニック(でもやはり煩悩を内包^o^;/)なもの、たとえば
MojohAndの委員長、
ピロットの雛山理緒、
おかのだいのマルチ等々。
さらに加えて、
リーフファンブックの衝撃的イラスト^_^;;;;vは確かに皆にも衝撃を与えたのだとの証左たる
しんちゃん工房や、
カワサキカズシ
の綾香嬢をはじめとするお姉さん系煩悩キットの数々もあり、飽きさせない。
先の「こみっくパーティー」は当然として、「White Album」も
カポネ団や
温泉天国、
Art-Rev.等、
各種でている。
このラインアップを見るだけでもわかるように、リーフという会社は、そのすばらしいゲームでのみならず、このような2次的、3次的ドメインでも私達に楽しみを与えてくれるわけで、後藤的に文化勲章を授与したいですよ。ホント。
さて、コミックス系はその立体栄え&&煩悩のめり込み容易さからか、「G-Taste」が目に付く(って、後藤の趣味だから、なのかもしれないですが^_^;;;)。 G-tasteは四方堂夫人を押さえて、看護婦の瀬能明日香嬢、 それもほぼ同一ポーズ(って、G-Tasteから取っているからあたりまえか^_^;)で多くリリースされていた。 皆でカルテル結んでいるのだろうか?謎だー。
一方、TVアニメ系は「十兵衛ちゃん-ラブリー眼帯の秘密-」が散見。というか、どのようなわけかよく出来たキットがが多い。 会場でざっと見るだけでも、ピンキッシュ・エンジェル、 CARRY、 ぶんめいや クラムジーCRAFTから秀作がリリースされ、 また、ソニックブームからも五右衛門氏原型にて一般発売される。 十兵衛嬢自体が、士郎正宗を思わせる骨格と筋肉のメリハリの効いたキャラであり、立体栄えするのも追い風要因ですが、なんでここまでうまいキットが揃うかなー?
分野を問わず、従来作品はチーズケーキ風味が濃くなりつつある。
「大運動会」では
BUBBAが、
「逮捕しちゃうぞ」では
MINE
が目を引くキットを出していたが、両者に共通するキーワードはなにか、というと「チーズケーキ『風味』」ではないだろうか。
これらの傾向は、もともと原作にチーズケーキ味の強い、
エンジェルリンクスを扱った
Bカンパニー
やセラフィックフェザーを扱った
Que、
エクリプス、
ファクトリーJや
R.S.B.、
Piaキャロット・小鳥のメイドさん系を扱った
AGGRESSIVEや
帝国外渉官
に顕著である。
ただ、誤解して欲しくないのは、これらはいわゆる「ピンナップガール」的チーズケーキにとどまらず、
各キットがそれぞれ、凛とした覇気なり、淑とした包含力を放っていること。
いわゆる「枯れた」題材、すなわち今までに多くのキットが輩出した分野であるがゆえに、それらのキットを見て、各人の思うところとの差異を意識的・無意識に関わらず「識って」しまい、自分のキットにフィードバックさせているのでは、と勝手に想像している^_^;。
#上のリストでも、勉強熱心なディーラさん多いし。
これは、「侍魂」のような格闘系を扱ったCOOL CUTTERや、
「ああっ女神さまっ!」を扱った
ぱてらんちSLAB&そちも悪よのうや
GKオペレーションでも同様で、きちんとフィクション(男の夢、といってもよいでしょうか)を練りこんでそれぞれの味を出している。
種類が出て選択に困る、というか、すべては買えないので悩ましい、とか思うことはあるが、同一キャラの多くのインプリメンテーションが出たゆえに、お互い切磋琢磨していると思えば、とても贅沢な悩み。
さて、実にWFらしい、とも言うべき分野に、ぷに系、というかいわゆる「板前」(板胸初潮前の略との説が有力)系がある。 これは、下腹がバストより大きく、足首も太かったりする、推定年齢一桁のお嬢ちゃん方^o^;/で、 まあ、あえて言えば、WF申請数一位を誇る「カードキャプターさくら」もこの分野ではあるのだが、抱き人形にも近い質感を硬質なレジンで表現するのは、2次元の世界での表現とはまた異なる特異なものなのではないかと愚考したりして。 このドメインでは、 アルマイトや プリティーハウス、 福市が、その独特(上に挙げた3つのディーラ間ですら異なる)なぷに的愛らしさを演出している。
また、「ぷに」のような触感的皮膚感覚ではなく、「涼やか」「暖か」のような異なる方向の皮膚感覚をもたらすキットもいくつかある。 たとえば、夢のカグツチノ公国に 雄猫堂や 雨の日晴れの日、 馬蹄蟹(あ、ここはぷにじゃないか^_^;;;)といったところは、 そのキットがまわりの「雰囲気」を構成できるという意味で貴重じゃないかと。
さらに、板前より若干年齢が上がる、線の細い成長期、いわゆる開花直前のローティーンのお嬢さん方についても
妄想竹林や
白柳堂が面白いものをリリースしていた。
背ばっかりにょきにょきと伸びて肉付きが追いつかない、子供ともいえず大人ではない微妙な年齢をうまく表現しており、ブース前にて、なにか「現世にありがたい-朝には失われてしまうような」雰囲気に浸ってたりしてー^_^;;v。
ベターマンをつくっていた破滅の造形部もこの文脈でみると興味深く、
また、ここまでの例のような清楚さというか涼やかさというか清冽さを前面に出しているものとは方向が異なるが、
ちょっと反則かもしれないヴォード・ウォーク、
毛色が違うかもしれないNEKO WORKSも花開く前の蕾の雰囲気をうまくだしている。
さて、WFの華といえば、オリジナルものも、。
そのデザインおよび造形両面で試される、逆に言うと自由にできるので、原型師諸氏の主張が一番聞こえやすい領域。
このドメインでは
ねり会、
アトリエジンギスカン、
SILK、
Media Mix、
G-DOME
からいろいろな意味で面白げなものが。
#まあ、自分の好き勝手にデザインできるのですから、いろいろと先鋭的感性を見ることのできるのは当然といえば当然なのですが^_^;
最後に、なんと言ってよいのかわからない^_^;のだけど、無視できない輝きをもつと感じた、特異点とも言うべきディーラをいくつか。
サンプリング母集団が全体の半分、サンプリング方法は走りながらの採取、と、荒さみえみえに眺めて回ったが、それでも数多くの「良い」キットに遭遇できる。
会場は広すぎ、漏れがあるのではとおののきながらも、更に先に未だ見ぬフロンティアが、いや、ザナドゥーがあるのでは、との期待を抱けるガレキの祭典WF。
キャラ萌えの人もいれば、純造形的興味の人もいる。
原作に忠実でなくてはならないとの立場の人もいれば、咀嚼し自ら解釈したものでなくては作品でないと言う人もいる。
このような多様さがWFの質、熱気を生み出していると信じていますから、皆様それぞれの道を極めてくだされ>原型師の方々をはじめとする模型ラヴァーな方々。
それでは、夏のWFにてお会いしましょう、同窓会のごとく。
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