- ピエールのぷわぷわな旅
- はじめまして!
- 僕の名前はピエール
「幸せ」の形をさがして旅してるんだ
僕の国では、みんなが口々に「幸せ」だというけれど
僕にはその「形」がわからないんだ
ある朝早くに目がさめて、まだ薄暗い空を眺めた時
僕の頭の真上の月が、少しだけ眠る前に教えてくれた
「世の中にはこの国のように「幸せ」を軽々しく
口にできない国もあるんだよ」
「幸せ」しか感じたことのない僕には
月の言ってる意味がさっぱり理解できなかったよ
僕は数日間、考えたんだ
いままでにないくらい、悩んで悩んで考えたんだ
だけど、僕は今ですらとっても幸せだから、
幸せじゃないってことがわからなかったんだ
旅に出ようと決めたのは5日目の朝だった
あの日と同じ、まだ夜明け前の薄暗い朝に
僕は消えかかる月に挨拶をした
「「幸せ」を探しに行ってくるよ!
お月様がいっていた「幸せ」を
- 軽々しく口にできない国をこの目でみてくるんだ。
そして、なぜ幸せじゃないのか、僕ができることがあれば、何か力になりたいよ」
ピエールは心が暖まるステッキと、キラキラと輝く宝物の明星を
両手にもって、旅に出ることにしました。
